中東情勢と米中関係悪化でリスク回避のドル売り、ドル円144.02円まで下落
中東情勢と米中関係悪化でリスク回避のドル売り、ドル円144.02円まで下落
中東情勢と米中関係悪化でリスク回避ムードが広がっている。
イスラエルがイランの核施設への攻撃を計画しているとのCNN報道を受け円が上昇したが、次第にドル売りに。本来ならリスク回避でドルも上昇していたが、トランプ氏の一貫性のない発言・政策を受け米国の信頼度が低下しているため、リスク回避でドルは下落する傾向にある。
イスラエル報道を受けドルは対主要国通貨で下落、ユーロドルは2週間ぶりに1.13台にしっかり乗せている。ドル円は144.02円まで下落。ドル指数は2週間ぶりに100を下回っている。また、ファーウェイ規制を巡り米中関係悪化もドル売り材料に。
中国商務省は米の中国製半導体に対する規制は一方的ないじめ・脅迫だとして、中国の権利と利益を守るための措置を講じるとの声明を発表した。これにより、米中貿易交渉のさらなる進展への期待が後退。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。