アジア株 米中は表面上で強硬姿勢維持し水面下で協議進展か 中国当局の会見は肩透かし
アジア株 米中は表面上で強硬姿勢維持し水面下で協議進展か 中国当局の会見は肩透かしに終わる
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 21997.23(+16.49 +0.08%)
中国上海総合指数 3293.91(-1.06 -0.04%)
台湾加権指数 20017.63(+144.90 +0.73%)
韓国総合株価指数 2550.75(+4.45 +0.17%)
豪ASX200指数 8022.30(+54.07 +0.68%)
インドSENSEX30種 80046.88(+834.35 +1.05%)
アジア株はまちまち。関税を巡り米中は平行線をたどっているが、米国はアジア諸国など中国除く他の貿易相手国と交渉は進展しているという。
トランプ米大統領は中国に対し高圧的な態度を取っている。中国が「実質的な何か」を提供しない限り関税を引き下げるつもりはないと発言、合意できなくでも問題ないとしている。ベッセント米財務長官はトランプ氏が習氏と話したかどうかは知らないとコメントしている。ただ、中国は米国製半導体の一部に対する報復関税をひっそりと撤回しているようで、米中は表面上ではメンツを守るために強硬姿勢を維持しつつ水面下で話し合いが進められているとの指摘もある。
中国国家発展改革委員会(発改委)と商務省、人民銀行がきょう合同記者会見を開いたが、景気支援策についての具体策には言及せず肩透かしに終わった。中国政府は米中貿易戦争が激化しているものの、今年の成長率5%前後の目標を達成できると自信を持っていると述べ、緊急時対応計画を万全に準備すると述べた。
中国当局の会見を受け香港株はプラス転換も上値は重い、上海株は一時プラス圏を回復する場面があったが買いは続かず。香港市場ではハイテクや医療品、銀行株の一角が上昇。中国海外発展や龍湖集団など不動産株は下落している。上海市場では不動産株が総じて下落。一方、公益やコミュニケーションサービスの一角は上昇している。豪州株は3月6日以来の高値、インド株は反発している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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