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スーパー・マイクロ、決算受け下落 AI需要取り込みへの懸念が再燃=米国株個別

株式 

(NY時間09:51)(日本時間23:51)
スーパー・マイクロ<SMCI> 44.13(-3.27 -6.90%)

 サーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を公表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。第2四半期も予想を下回る見通しを示し、AI需要の取り込みへの懸念が再燃している。また、新規顧客獲得のための投資増や、AIサーバー契約を獲得するための価格競争により、同社は利益率低下にも直面している。

 リアンCEOは「競争は依然として激しい」と述べ、「市場シェア拡大に注力しているが、大規模案件の一部が短期的に利益を圧迫している」と説明した。

 ただ、26年度通期については、売上高見通しを上方修正。「ブラックウェル・ウルトラ」の受注が130億ドルを超え、急速に拡大する受注残を背景としている。

 同社は昨年来、AI処理能力の需要拡大を背景にサーバーメーカーとして頭角を現し、AI投資ブームの代表的銘柄に加わった。同社は2週間前に第1四半期の暫定決算を発表。ウォール街の予想を大きく下回る内容だったのは、契約の一部が今四半期にずれ込んだためとしていた。

 さらに同社は、昨年には監査問題が発生し、監査法人のアーンスト&ヤング(EY)が辞任する事態となった。その後、財務諸表の提出を完了したが、今年に入って再び内部統制上の不備が発見されたと警告。8月には、重大な内部統制の弱点に対する是正を進めているとしたものの、将来的に追加的な問題が生じる可能性があるとも述べていた。

(7-9月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.35ドル(予想:0.41ドル)
・売上高:50.2億ドル(予想:60.9億ドル)
・粗利益率(調整後):9.5%(予想:9.6%)

(10-12月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.46~0.54ドル(予想:0.62ドル)
・売上高:100~110億ドル(予想:80.5億ドル)

(26年度通期見通し)
・売上高:360億ドル以上(従来:330億ドル以上)(予想:325.9億ドル)

【企業概要】
 エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・AI・5G・エッジコンピューティングを含むITインフラ市場に、多様なマザーボード・電源・シャーシなどの製品を提供する。省エネルギーサーバー、ストレージ、IoT、ネットワークスイッチ、ソフトウェアなどの関連サービスも提供。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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