ECB、連続利下げで政策金利を2%まで引き下げる見通し=NY為替
きょうの為替市場は明日の米大統領選を前にドル売りが優勢となっており、ユーロドルは買いが優勢となっている。一時1.09ドル台まで上昇する場面も見られ、現在は1.08ドル台後半での推移。本日の200日線が1.0870ドル付近に来ているが、その水準を再び上回っている。
ユーロドルは10月23日の直近安値を底にリバウンド相場の兆候を見せており、200日線の水準まで回復して来ているが、今後については米大統領選を受けての反応次第の面が強い。
一方、市場はECBの利下げ期待を高めており、そのような中で一部のアナリストは、ECBは今回の利下げサイクルでターミナルレート(最終到達点)が2.00%に達するまで理事会ごとに0.25%ポイントずつ金利を引き下げると予想している。中立金利を1.50-2.50%のレンジ中央にあたると見積もっており、現在のECBの政策金利は3.25%であるため、連続利下げなら来年6月の理事会で2.00%に到達する計算ではある。
EUR/USD 1.0889 EUR/JPY 165.51 EUR/GBP 0.8407
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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