ドルの買い戻しは限定的になる可能性=NY為替
その後もドル円は上げが一服しているものの、145円台での推移を続けている。きょうもドルの買い戻しが優勢となっているが、月末絡みのフローと見られるドル買いが見られる中、この日発表の第2四半期の米GDP改定値が上方改定となったことから、ドルの買い戻しに拍車がかかったようだ。
ただ、ドルに対しては慎重な見方も出ている。FRBの積極的な利下げ期待が後退すればドルは回復する可能性があるが、上昇幅は限定的になるという。ドル自体の過大評価や利下げ期待に対する抵抗が依然として大きいことから、2022年後半の高値までドルが回復する可能性は低いという。
その場合、特にポンドや豪ドル、ニュージーランドドルなど、米国よりも利下げが遅れそうな通貨は引き続きドルに対して強含みとなる可能性があるとしている。特にポンドとニュージーランドドルは、年末にかけて米国よりも高い金利を提供できる可能性があるという。
USD/JPY 145.21 EUR/USD 1.1077 GBP/USD 1.3164
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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