ドル買い円売りやや優勢=東京為替概況
ドル買い円売りやや優勢=東京為替概況
昨日の海外市場で米中関係の改善期待などを支えに143円90銭台まで上昇したドル円。大台を付けきれず143円台半ばで朝を迎えると、東京市場でもドル高円安がやや優勢となった。午前中の動きでは、前日高値を前に上値が抑えられる格好となったが、そこからの押し目は143円70銭台までとかなり抑えられたものとなり、ロンドン勢が参加してくる時間帯に入って144円台に乗せてきている。もっとも米雇用統計の発表をこの後21時半に控えていることもあり、大台を付けた後も動き自体は落ち着いたものとなっている。
昨日のECB理事会に一時ユーロ高となり1.1495前後を付けたユーロドル。その後1.1430台まで調整売りが入り、1.1450前後で東京朝を迎えると、午前中はややユーロ高となり、1.1457を付けた。もっとも昨日の高値を試すような勢いはなく、その後はドル全般の買いに押される形で午後に1.1425を付けている。
ECB後のユーロ買いと、ドル円などに見られる米中関係の改善期待からの円売りから、昨日海外市場で164円60銭台を付け、その後も164円台前半を中心にしっかりした動きが続くユーロ円は、朝の164円20銭台から午前中に164円半ば前後でのもみ合いとなり、ロンドン勢の入ってくる時間帯になってのドル円の114円台乗せに164円74銭まで上値を伸ばしている。
MINKABU PRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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