広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

円高強まりドル円は急落 日銀が利上げ検討との観測報道=NY為替概況

今日の為替 

円高強まりドル円は急落 日銀が利上げ検討との観測報道=NY為替概況

 きょうのNY為替市場は円高が強まり、ドル円は152円台に急落した。東京時間には一時155円台まで買い戻されていた。NY時間に入って、明日の日銀決定会合の観測報道が流れ、国債購入の減額と伴に、今回は見送られると思われていた利上げが検討されると伝わったことが円買いを誘発した。0.25%程度への利上げが議論されるという。

 国債購入の減額については、1-2年程度で現在の月6兆円から3兆円程度に半減させるとの観測も出ている。数字次第では償還分と差し引きすると保有国債の縮小になるという。

 ユーロドルは上値の重い展開が続き、一時1.07ドル台に下落する場面が見られた。きょうの下げで200日線を下回っており、明日のFOMCの結果を受けた反応が注目される。目先は100日線が1.07ドル台後半に来ている。

 本日はドイツの7月の消費者物価指数(HICP)の速報値が公表されていたが、前年比2.6%、前月比0.5%と予想通りではあったものの、前回からインフレが上昇していた。ドイツは景気については弱さが報告されており、ECBの9月利下げの根拠の1つに挙げられているが、本日のインフレの数字はECBの仕事を複雑にしている。

 エネルギー費用の低下が前月ほど大きくなく、食品価格の上昇圧力は増し、サービスの上昇率は前月から変わらなかった。

*ドイツ消費者物価指数(速報)(7月)21:00
結果 0.3%
予想 0.4% 前回 0.1%(前月比)
結果 2.3%
予想 2.2% 前回 2.2%(前年比)

*調和消費者物価指数(HICP)
結果 0.5%
予想 0.5% 前回 0.2%(前月比)
結果 2.6%
予想 2.6% 前回 2.5%(前年比)

 ポンドドルも戻り売りが優勢となり、1.28ドル台前半まで下落している。きょうの下げで21日線を下放れる展開が見られており、調整色を強めている。

 英中銀は2024年末までに1.00%ポイントの利下げを行う可能性があるとの指摘が出ている。今週の金融政策委員会(MPC)で英中銀は0.25%ポイントの利下げを実施し、政策金利を5.00%にすると予想している。

 英中銀は今週だけでなく、年末まで利下げを続けると見込んでいるという。短期金融市場では、木曜日に利下げが行われる可能性を60%程度と見ている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

関連タグ

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

直近24時間の重要経済指標

Pick Up 雇用統計 FOMC

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます