このあとカナダ中銀の政策発表 据え置き確実視 中立的との見方も
このあと日本時間23時45分にカナダ中銀が金融政策委員会の結果を発表する。今回は据え置きが確実視されているようだ。注目は声明になるが、エコノミストは、インフレ減速、消費低迷、設備投資の不振といった兆候が確認されている中で、利下げ開始に少しずつ接近していると見ている向きも少なくない。カナダ中銀は1月の政策委員会で、インフレ抑制のために金利をどれだけの期間据え置く必要があるかに焦点が移ったことを示唆していた。
ただ、それ以降の経済指標からは、成長は緩やかだが急速に悪化しているわけでもなく、昨年末も年換算で1%で拡大していた。景気後退への懸念は薄れており、ソフトランディングが最も可能性の高いシナリオとも見られている。カナダ中銀に行動を迫る状況でもなく、今回は中立的なスタンスの声明になるのではとも見られているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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