ドル円は上値一服感から昼過ぎにかけて下落も、その後戻すなど一方向の動きにならず=東京為替概況
ドル円は上値一服感から昼過ぎにかけて下落も、その後戻すなど一方向の動きにならず=東京為替概況
注目された昨日の12月米消費者物価指数(CPI)は、予想を上回る伸びを見せ、いったんドル高が強まった。ドル円は145円30銭前後から146円40銭台まで一時上値を伸ばした。高値からは調整が入り、NY夕方にはCPI前の水準へ下落。この流れを受けて東京朝にはドル売りが強まり145円割れを付けた。東京勢の本格参加以降一旦はドル買いが再開され、145円41銭の今日の高値を付けたが、すぐにドル売りに転じ、昼過ぎに144円85銭を付けている。
安値トライの後は反発。500円を超えて上昇する日経平均の動きなどを支えに145円20銭台を付けた。日銀関係者筋情報として、日銀の2024年度物価見通しが下方修正されると報じられたことも円売りを誘った。
ユーロドルは1.09台後半推移。昨日はCPI前に1.0990台を付けた後、1.0930台まで下落。その後1.0980前後を戻してもみ合いとなっている。
ポンドドルは昨日海外市場で付けた1.2770台を超え、2024年に入って最もポンド高となる1.2785まで上昇している。
ユーロ円は昨日のドル円の上昇を受けて160円台を一時つけたが、上値一服感もあり、その後は下げている。朝方159円12銭まで下げた後、いったん159円50銭台を付けたが、昼過ぎに再び下げて159円02銭まで。大台を維持して159円40銭前後まで回復という展開を見せた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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