FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年5月7日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年5月7日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼6日(水)の為替相場
(1):米大統領「プロジェクト・フリーダム」の短期的停止を表明
(2):円買い介入実施の憶測広がる
(3):「米イラン覚書合意に近付く」報道
(4):ADP全国雇用者数 15カ月ぶりの大幅な伸び
(5):米大統領「いくつかの点で合意した」
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:156円台を中心に推移しそう/ ▼注目の経済指標・イベント
6日(水)の為替相場

期間:6日(水)午前6時10分~7日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米大統領「プロジェクト・フリーダム」の短期的停止を表明
トランプ米大統領は「イランとの戦争終結に向けた合意がまとまり、署名されるかどうかを見極めるため」、ホルムズ海峡での船舶航行支援作戦「プロジェクト・フリーダム」を短期的に停止すると自身のSNSで表明した。
(2):円買い介入実施の憶測広がる
ゴールデンウィークの大型連休中で東京勢が不在の中、157円台後半で小動きが続いていたドル/円が急落。クロス円でも急速に円高に振れた。4月30日、5月1日、4日に続いて、政府・日銀が円買い介入を実施したとの憶測が広がった。
(3):「米イラン覚書合意に近付く」報道
米ニュースサイトのアクシオスは「米国がイランとの戦争終結に向けて1ページの覚書を準備し、合意に近づいている」と報じた。覚書は14項目で構成され、双方が戦闘の終結を宣言し、30日間で詳細を協議するという。イランが核濃縮の一時停止を約束し、米国がイランへの制裁や凍結資産を解除することが含まれる。また、米イランがホルムズ海峡の通航に関する制限を解除することも盛り込まれるとしている。
(4):ADP全国雇用者数 15カ月ぶりの大幅な伸び
米4月ADP全国雇用者数は10.9万人増と市場予想(12.0万人増)を下回ったものの、2025年1月以来15カ月ぶりとなる大幅な伸びとなった。前回3月分は6.1万人増へ6.2万人増から小幅に下方修正された。
(5):米大統領「いくつかの点で合意した」
トランプ米大統領は「イランは核兵器を持つことは出来ないし、持つこともない。彼らはその点を含め、いくつかの点で合意した」と語った。
6日(水)の株・債券・商品市場
日経平均: 休場
豪ASX: 8793.600 △113.146
上海総合: 4160.174 △48.015
英FT: 10438.66 △219.55
独DAX: 24918.69 △516.99
NYダウ: 49910.59 △612.34
日10年債: 休場
豪10年債: 4.9524 ▼0.0186
英10年債: 4.939 ▼0.122
独10年債: 2.999 ▼0.064
米2年債: 3.8654 ▼0.0744
米10年債: 4.3489 ▼0.0752
NY原油: 95.08 ▼7.19
NY金: 4694.30 △125.80
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 155.200 ~ 157.400
ユーロ/円: 182.600 ~ 184.600
ポンド/円: 211.400 ~ 213.600
豪ドル/円: 112.600 ~ 113.700
ドル/円の見通し:156円台を中心に推移しそう
昨日のドル/円は終値ベースで約1.0%下落。アジア時間には157円台後半から155.03円前後まで、短時間に3円近く急落する場面もあった。日本政府と日銀が再び円買い介入を実施したと見られる。その後は156円台に値を戻したが、米・イラン戦争の終結が近いとの見方から原油価格が下落したことを受け米長期金利が低下する中、ドルの上値は重く156.30円台で取引を終えた。本日のドル/円は、157円台に戻せば円買い介入への警戒感が高まることで伸び悩む展開が予想される一方、155円台に差し込めば押し目買いが入ると見られ下げ渋るだろう。イラン情勢と原油価格の動向を睨みつつ、156円台を中心に推移しそうだ。イラン情勢については米メディアが、米国は戦争終結に向けて14項目からなる覚書の策定に取り組んでいると報じた。覚書は戦争終結のほか、ホルムズ海峡の開放など詳細な合意に向けた30日間の交渉開始を宣言するものだとしている。本日も関連報道に注目が集まるだろう。
注目の経済指標・イベント
05/07 (木)
16:15 (ユーロ圏) ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
16:15 (ユーロ圏) デギンドスECB副総裁講演
18:00 (ユーロ圏) 3月小売売上高
20:30 〇 (米) 4月チャレンジャー人員削減数
21:30 〇 (米) 前週分新規失業保険申請件数
21:30 〇 (米) 1-3月期四半期単位労働コスト・速報値
23:00 (米) ハマック・クリーブランド連銀総裁講演
25:30 (米) デイリー・サンフランシスコ連銀総裁講演
26:00 (ユーロ圏) シュナーベルECB専務理事講演
26:00 (米) カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
28:30 (米) ウィリアムズNY連銀総裁講演
05/08 (金)
08:30 〇 (日) 3月毎月勤労統計調査-現金給与総額
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。