【海外市場の注目ポイント】米FOMCなど
日本時間14日午前4時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果、声明、参加メンバーの経済見通しや政策金利見通しが発表され、同14日午前4時半にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が行われる。市場では政策金利は現行の5.25-5.50%に据え置かれることがほぼ確実視されている。政策金利の据え置きはおおむね織り込み済みで、声明や政策金利見通し、パウエル米FRB議長の会見が焦点になっている。パウエル議長は前々週に「十分に制限的スタンスを達成したと自信を持って結論づけたり、政策が緩和される時期を推測したりするのは時期尚早だろう」との見解を示していた。政策金利見通しで2024年の見通しが9月の5.125%から変わらないようであれば、米FRBの早期利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
経済指標としては、日本時間13日午後10時半に11月の米生産者物価指数の発表が予定されている。総合の大方の予想が前年比1.0%上昇、コアの大方の予想が同2.2%上昇となっており、総合、コアとも、前年比の伸びがそれぞれ前月の1.3%上昇、2.4%上昇から鈍化するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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