日銀の9月利上げ示唆で介入 米国、植田総裁発言を評価=共同
日銀の9月利上げ示唆で介入 米国、植田総裁発言を評価=共同
日米両政府が米東部時間7月31日に実施した異例の28年ぶりの円買い協調介入は、日銀の植田和男総裁が直前の7月31日の記者会見で、9月以降の早期に政策金利を引き上げると強く示唆したことが決め手となったことが10日分かった。植田氏は必要であれば「利上げペースを速める」と明言。米側はこれを評価し、円安阻止に向け足並みをそろえた。利上げの遅れが過度な円安を招き、さらなる物価高と長期金利の上昇が世界金融市場に波及することを米国が懸念していたためだ。
複数の日本政府関係者が明らかにした。ある高官は「植田氏発言は米側に高く売れた。一方で、日銀は(次回9月17、18日の金融政策決定会合で)利上げの選択肢以外は取れなくなった」と語った。
日米財務相が昨年9月、為替介入に関する共同声明を公表後、米国は日本政府に対し日銀に利上げを促すよう水面下で要請。ベセント米財務長官は日本の長期金利上昇につられて米金利も上がれば、米経済を冷やしかねないと危惧。トランプ米政権は今秋に中間選挙を控えており、神経をとがらせていた。
(共同通信)
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。