一時円高優勢も続かず=東京為替概況
一時円高優勢も続かず=東京為替概況
ドル円は昨日海外市場で下値を支えた110円台半ばを割り込む形で110円40銭前後を付けるなど、一時ドル売り円買いの動きが広がった。日経平均の下げや、一時の米株先の下げなどが重石となった。もっとも米株先の下げは限定的で安値からは値を戻す動き。ドル円も110円台半ば割れの売りには慎重で、安値から値を戻す動きに。もっとも上値も110円60銭台で抑えられており、上下ともに動きにくい展開が続いた。
昨日売りが目立ったクロス円は、午前中に下げ幅を広げる動きも、ドル円同様にその後買い戻しが入った。130円台半ばを付けたユーロ円は130円80銭台に。82円70銭割れまで値を落とした豪ドル円は83円近くまで値を戻す動き。
リスク警戒の流れが継続しているものの、突っ込んだ円買いにも慎重。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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