米債利回り上昇一服もドル買い圧力継続、ドル円110円台後半=ロンドン為替概況

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米債利回り上昇一服もドル買い圧力継続、ドル円110円台後半=ロンドン為替概況

  ロンドン市場は、ドル買いの圧力が継続している。前日の米FOMCでは利上げ時期の前倒し見通しが示され、これまでよりもタカ派色が強まったことが背景。FOMC後に米債利回りが大幅上昇、ドル買いが強まった経緯がある。東京市場ではドル買い一服も、ロンドン市場では再びドル買いが進行。ユーロドルは1.20付近から1.1920台まで一段安。ポンドドルも1.40近辺から1.3930台まで下押しされた。ドル円は東京朝方の高値110.82レベルからはやや調整され、ロンドン市場では110.55レベルまで一時下落。その後は高値圏を維持しての揉み合いに。米10年債利回りは1.55%台へと小幅低下。レーンECBチーフエコノミストは、米国とユーロ圏の状況は異なっている、PEPP購入終了の議論は時期尚早と述べており、ユーロ売りを誘った面もあった。ユーロは対円、対ポンドも軟調に推移している。ECBは英米中銀ほどは出口戦略に近づいていないようだ。ホールデン英中銀チーフエコノミストは、金融政策の正常化が低調達コスト資金に依存するカルチャーを弱めるだろう、と指摘した。トルコ中銀は政策金利を据え置いたが、声明でインフレが鈍化するまでは引き締め策を維持すること確約とし、リラ買いの反応がみられた。

 ドル円は110円台後半での取引。前日の米FOMC後の高値水準を維持している。東京朝方に110.82レベルまで高値を伸ばしたあとは、やや調整されており、ロンドン序盤には110.55レベルまで下押しされた。下げもそこまでにとどまった。米10年債利回りは1.55%台へと小幅に低下も、前日の10bpの上昇を受けた高水準が続いている。

 ユーロドルは1.19台前半での取引。前日から一段安になっている。東京市場では1.2000付近で下げ一服となっていたが、ロンドン勢は再び売りを強めている。1.19台後半から1.1926レベルまで下押しされている。ユーロ円も下落。132.80近辺から132.03レベルまで安値を広げた。対ポンドでも売りが優勢。レーンECBチーフエコノミストは、米国とユーロ圏の状況は異なっている、PEPP購入終了の議論は時期尚早と述べており、ユーロ売りを誘った面があった。

 ポンドドルは1.39台半ばでの取引。1.40近辺が重くなっており、ロンドン市場では1.3934レベルまで一段安になっている。ポンド円は155円近辺で上値を抑えられると、安値を154.30付近へと広げた。ユーロポンドは軟調。0.85台後半から前半へと水準を下げたが、足元ではやや下げ渋り。ホールデン英中銀チーフエコノミストは、金融政策の正常化が低調達コスト資金に依存するカルチャーを弱めるだろう、と指摘した。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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