株高でドル安がやや優勢、ドル円は前日安値を一時下回る=東京為替前場概況
東京外為市場、日米の株価指数に加え、アジア株が総じて上昇していることを背景に、リスク選好のドル売りがやや優勢。ドル円は前日安値を下回る108.68円付近まで軟化する場面がみられ、ユーロドルやポンドドルはじり高となっている。また、米国債利回りの上昇に一服感がみられることも、ドル売りにつながっているようだ。
NZドル/ドルは0.72ドル台前半、NZドル円は78円台半ばで小動き。ニュージーランド中央銀行の政策金利発表を翌日に控えて、様子見ムードが徐々に強まっているようだ。
トルコ円は12.99円付近の本日高値から、東京中盤に差しかかって12.95円近辺まで小幅に軟化。トルコ中央銀行の4人の副総裁のうち、1人を解任(交代)と伝えられているが、過度なトルコリラ売りはみられていない。
シンガポールドル円は81.90円前後のもみ合いが継続。午前9時発表のシンガポール第1四半期国内総生産(GDP)確報値は前年比1.3%増と好結果になった
が、反応は限定的となった。
日経平均株価は4日続伸。前引けでは前営業日比169.66円高の2万8534.27円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=108.71円、ユーロドルは1ユーロ=1.2226ドル、ユーロ円は1ユーロ=132.92円、ポンド円は1ポンド=154.06円、豪ドル円は1豪ドル=84.31円、NZドル円は1NZドル=78.48円、スイス円は1スイスフラン=121.29円、カナダ円は1カナダドル=90.23円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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