反発、5日の産油国会合控えて買い戻し=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=60.88(+0.40 +0.66%)
石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国によるオンライン会合を5日に控えて、下値探りが強まった反動で買い戻しが優勢となった。自主減産の完全な解消に向けて、11月以降に日量50万バレル規模の生産枠引き上げが行われる可能性があるが、この弱気な想定をいったん織り込む格好となった。また、トランプ米大統領がイスラム組織ハマスは米東部時間の日曜日午後6時までにガザ停戦計画に合意しなければならないと述べたものの、ハマスが応じるのか不透明であることはリスク要因。同大統領はこの停戦案が最後のチャンスであり、応じなければ地獄が始まると恫喝している。
時間外取引で11月限は61.38ドルまで堅調に推移したものの、通常取引開始を控えて上げ幅を縮小。通常取引が始まると時間外取引の値幅を引き継ぎつつ、上値は重かった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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