円安、植田日銀総裁の発言で今月の追加利上げ観測が後退=東京為替概況
円安、植田日銀総裁の発言で今月の追加利上げ観測が後退=東京為替概況
3日の東京外国為替市場は円安。ドル円は147.77円付近まで円売り・ドル買いが優勢となった。植田日銀総裁が、経済・物価見通しが実現していけば引き続き政策金利を引き上げていくとしつつも「まずは緩和的な金融環境を維持することが大切だ」と、追加の金融引き締めに慎重な態度だったことが手がかり。植田日銀総裁は経済や物価の見通しを巡る不確実性も指摘し、月末に控えている日銀金融政策決定会合での追加利上げ観測をやや後退させた。なお、米政府機関が閉鎖されていることから、今晩の米雇用統計は発表見送りとなる見通し。
ドル円と同様に、クロス円も円安推移。ユーロ円は173.21円付近、ポンド円は198.56円付近、豪ドル円は97.43円付近まで上昇した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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