【海外市場の注目ポイント】12月の米小売売上高など
日本時間午後10時半に12月の米小売売上高が発表される。総合の大方の予想が前月比変わらず、自動車を除いた大方の予想が同0.2%減となっており、前月比では、総合が10・11月と2カ月続いていた減少に歯止めがかかる一方、自動車を除くと3カ月続けて減少するとみられている。8日に発表された12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外の減少となり、米労働市場の回復が腰折れするなか、12月の米小売売上高が予想を下回る結果になれば、米債利回りが低下し、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後10時半には1月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数や12月の米生産者物価指数も発表される。1月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想が6.0となっており、前月の4.9を上回り、4カ月ぶりに上昇すると見込まれ、12月の米生産者物価指数は、総合の大方の予想が前年比0.8%上昇、コアの大方の予想が同1.3%上昇となっており、総合の前年比の伸びが0.8%上昇から変わらず、コアの前年比の伸びが前月の1.4%上昇から鈍化するとみられている。
さらに、日本時間午後11時15分には12月の米鉱工業生産指数、同16日午前0時には1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表される。12月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比0.5%上昇となっており、前月比では3カ月続けて上昇すると見込まれ、1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は、大方の予想が79.5となっており、前月の80.7を下回り、2カ月ぶりに低下するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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