静かな取引、ポンドには前日高の調整も ドル円162円台前半=ロンドン為替概況
静かな取引、ポンドには前日高の調整も ドル円162円台前半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、静かな取引が続いている。ドル円はロンドン朝方に161.99付近まで下押しも、東京早朝の高値162.21付近からの値幅は20銭強にとどまる。1週間ボラティリティーは4%台に低下しており、陰の極の様相を呈している。ユーロドルは1.1459-1.1476レンジ、ユーロ円は185.79-186.00レンジでの小動き。中東情勢は依然として緊張をはらむが、この日のNY原油先物は79ドル台での揉み合いに落ち着いている。そのなかではポンドの軟調な動きが目を引く。前日の英政局変化への期待を受けた買いは一服し、今日は調整売りに押されている。また、ブリーデン英中銀副総裁が「経済環境が低迷していることを踏まえると、利上げを行う理由はほとんどない」との認識を示したことが売りを誘った面も指摘される。ポンドドルは1.35台半ば付近から1.35ちょうど付近へ、ポンド円は219円台後半から219円台割れへと軟化。対ユーロでもポンドが反落している。
ドル円は162円台前半での取引。東京早朝の162.21付近を高値に、ロンドン序盤には一時161.99付近まで下落。しかし、ロンドン時間には前日NY終値162.19付近まで買い戻されるなど狭いレンジで方向感無く推移している。NY原油先物が79ドル台に落ち着いており、中東情勢の進展待ちとなっている。欧州株は軟調に推移、米10年債利回りは4.57%台に上昇する場面があったが、特段の反応はみられていない。
ユーロドルは1.14台後半での取引。ロンドン朝方の1.1476付近を高値に、足元では1.1459付近を安値とする狭いレンジ取引となっている。ユーロ円も185.79-186.00での揉み合いに終始している。対ポンドではユーロ高となっているが、ユーロ買い材料は特段みられていない。
ポンドドルは1.35付近での取引。この日は前日の上昇に対する調整が入っている。1.3544付近を高値に、足元では1.35ちょうど近辺へと軟化してきている。ポンド円も軟調。219.67付近を高値に、足元では安値を218.80台に広げてきている。ユーロポンドは0.8466付近を安値に、0.8491付近まで上昇。ポンドが全面安となっている。前日に次期英首相バーナム氏は財務相にマフムード氏を指名する見通しと報じられており、財政規律が守られるとの見方からポンド買いが強まった経緯がある。きょうはそれに対する調整売りが入っている。また、ブリーデン英中銀副総裁が「経済環境が低迷していることを踏まえると、利上げを行う理由はほとんどない」と述べたことが売りを誘った面も指摘される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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