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ポンドの下落一服で、ドル高圧力も後退=ロンドン為替概況

今日の為替 

 30日のロンドン市場は、ドル売りが優勢。前日はポンドドルの大幅下落がドル高の動きを波及させたが、きょうはポンド売りがひとまず一巡している。ポンドドルは1.21台後半へと反発しており、東京市場での下げを消している。ポンド円も131円台後半から132円台前半へと反発。ユーロポンドの上昇も一服している。ただ、ジョンソン英政権をめぐる合意なき離脱への警戒感には何ら変化はみられていない。この日は目立った材料はでていない。その他主要通貨はポンドドルの下げ一服とともに、ややドル売りに傾いている。ドル円は108円台半ばへと軟化。ユーロドルは1.11台半ばへと上昇。ただ、豪ドル/ドルは欧州株の下落や対欧州通貨でのポジション調整などで軟調。0.68台台後半で下値を模索する動き。黒田日銀総裁は、「ちゅうちょなく追加緩和」と緩和色をより明確化したが、フォワードガイダンスは変更しなかった。ドル円の上値を抑えた面もあったようだ。

 ドル円は108円台半ばでの取引。東京午前に108.95レベルまで買われたが、その後は反落の流れ。日銀決定会合では予想通り金融政策は据え置かれた。焦点となったフォワードガイダンス変更については据え置かれた。一方、「ちゅうちょなく追加緩和」と明確化することで追加緩和の可能性を示唆した。市場は円安には反応していない。欧州株が軟調に推移しており、リスク回避の円買い圧力も加わった。ロンドン序盤には安値を108.51レベルまで広げている。

 ユーロドルは1.11台半ばでの取引。ロンドン朝方に1.1130台に軟化したが、その後は反発。一時1.1153レベルと本日高値を更新した。ユーロ円はドル円とともに軟調に推移しており、121.30台から売りに押された。ロンドン序盤には121円台を割り込んで、安値を120.91レベルまで広げた。欧州株が軟調で、独DAX指数は1%超安となっている。この日発表されたフランス第2四半期GDP速報値は前月比+0.2%の伸びにとどまった。期待された消費支出の伸びが鈍化したことが背景。

 ポンドドルは1.21台後半での取引。東京市場からロンドン朝方にかけては前日から一段安となった。安値を1.2119レベルまで広げた。しかし、ロンドン勢に参加とともに反発しており、1.22手前水準まで上昇している。ポンド円は132円台を回復し、132.30台へと上昇。いずれも東京市場からの下げをほぼ解消している。ユーロポンドは東京午後に0.9190レベルまで高値を伸ばしたが、その後は0.9150近辺へと反落している。ただ、ジョンソン英政権をめぐる合意なき離脱への警戒感には何ら変化はみられていない。この日は目立った材料はでていない。前日のロンドン市場から、NY市場、きょうの東京市場と主要市場でポンドが売られ続けたあとで、調整が入ったようだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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