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ドル円は過去最大の介入額公表も静観、ユーロとポンドはまちまち=ロンドン為替概況

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ドル円は過去最大の介入額公表も静観、ユーロとポンドはまちまち=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、揉み合い商状。ドル円は159円台前半での取引に終始している。財務省が発表した4月28日ー5月27日の介入実績は11兆7349億円と、市場予想の10兆円規模を上回る巨額となった。しかし、発表後の相場はほぼ無反応で、短期間で水準を戻した事実が示すドル買い・円売り圧力と、当局の強い姿勢への警戒感が相殺した格好。ロンドン序盤はドル買いが先行した。NY原油先物が87ドル台から89ドル付近へ反発し、米10年債利回りも4.46%付近へ上昇したことに反応した。ユーロドル、ポンドドルともに下押しされた。しかし、双方の値動きは次第にユーロ買い・ポンド売りへと明暗を分けている。ユーロにとっては、フランスCPIの上振れやドイツ雇用の堅調さを背景に買いが先行した。ただ、ドイツ主要州CPIの鈍化で勢いは一服した。一方、ポンドはベイリー英中銀総裁のハト派発言が重石となり、利上げ見送り観測が台頭。6月利上げ観測が高まるECBとは対照的な姿勢が示された。ユーロドルは1.16台前半で下げ渋る一方、ポンドドルは1.34付近へと下押しされたままとなっている。足元でNY原油が再び軟化しているが、両通貨の反応は対照的だ。

 ドル円は159円台前半での取引。東京早朝の159.20台から午後には159.38付近まで上昇。しかし、その後は上値を抑えられてロンドン朝方にかけて安値を159.20付近に広げた。財務省が発表した4月28日ー5月27日の介入実績は11兆7349億円と、市場予想の10兆円規模を上回ったが、159.20-30での揉み合いと反応薄だった。

 ユーロドルは1.16台前半での取引。東京午前の1.1656付近を高値に、その後は売買が交錯も上値を抑えられている。仏CPIや独雇用統計の強含みに買い反応も、独各州CPIのインフレ鈍化が売りを誘った。ロンドン序盤には原油反発や米債利回り上昇も加わり、安値を1.1625付近に更新した。その後は原油が再び軟化、米債利回り上昇も一服し、1.16台前半で下げ渋っている。ユーロ円は東京午前の185.65付近を高値に上値重く推移。ロンドン序盤には185.19付近まで下落した。その後は185円台前半で下げ渋り。対ポンドではユーロ買いが優勢。

 ポンドドルは1.34台前半での取引。東京午前の1.3451付近を高値に終日軟調な展開。ロンドン午前には安値を1.3408付近に更新している。ポンド円は東京午前の214.22付近を高値に売られ、ロンドン時間には213.59付近まで下落。ユーロポンドは0.8661付近から0.8682付近へと上昇。ベイリー英中銀総裁が「戦争を巡る経済の弱さと不確実性は、目標を一時的に上回るインフレを容認することが、政策のトレードオフへのアプローチとして適切である」としたことが、当面の利上げ見送り観測につながった。6月利上げ観測が定着したECBとは対照的な姿勢となっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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