ECB企業資金調達環境調査(SAFE) ユーロ圏の企業は2026年第2四半期中に借入コストの急激な上昇に直面
ECB企業資金調達環境調査(SAFE)
・ユーロ圏の企業は2026年第2四半期中に借入コストの急激な上昇に直面
・一方で、銀行信用への総合的なアクセスは概ね安定した推移を維持した
銀行ローンの金利上昇を報告した企業のネット割合は42%に達し、前四半期の26%から急増した
その他の資金調達コストや担保要件も上昇を続けたが、前回調査に比べるとそのペースは鈍化した
銀行ローンへの需要は緩やかに持ち直した一方、ローンの利用可能性は全体としてほぼ横ばいとなった
大企業では信用アクセスが改善したと報告された一方、中小企業ではわずかに悪化し、状況の乖離が見られた
この結果、銀行ローンの資金不足(ファイナンシング・ギャップ)指標は2%から3%へ上昇した
外部資金調達における最大の障壁として、引き続き「総合的な経済見通し」が挙げられたが、銀行の融資姿勢自体はさらなる改善が報告された
企業は自社のビジネス見通し(特に将来の売上高や利益)に関して、やや悲観的な見方を強めている
企業の価格およびコストに対する期待値は一段と和らぎ、今後12ヶ月間の販売価格上昇率予想は3.5%から3.2%へ低下した
労働コスト以外の投入コスト上昇率予想は5.8%から5.2%へ、賃金上昇率予想も2.8%から2.5%へとそれぞれ減速した
ンフレ期待の数値自体は概ね安定しており、1年先および3年先の中央値は3.0%を維持した一方、5年先は3.1%へわずかに上昇した
大半の企業は、長期的なインフレ見通しに対して依然として上振れリスクがあると見ている
現在進行中の中東紛争に対し、多くの企業がサプライチェーンの強靭性を高めるため、サプライヤーの多様化、エネルギー効率への投資、在庫の積み増しを実施している
今後1年間におけるAIへの投資について、企業の72%が主に「内部資金」で賄う意向を示した
執筆者 : MINKABU PRESS
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