中東情勢をめぐる原油相場振幅、為替は先週末水準での揉み合い ドル円162円台前半=ロンドン為替概況
中東情勢をめぐる原油相場振幅、為替は先週末水準での揉み合い ドル円162円台前半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は方向感に欠ける展開。ドル円は162円台前半から半ば、ユーロドルは1.14台での振幅、ユーロ円は185円台後半での取引にとどまっている。米国はイランへの攻撃を9日連続で続け、イランも応酬を継続。NY原油は週明けに85ドル台へ急伸したが、ロンドン時間に入ると一転して売られ、81ドル台まで反落した。イラン外務省が「交渉か戦争かという二者択一は有益ではない」と述べ、外交努力を継続する姿勢を示したことが有事リスクを緩和した。欧州株は売り先行で始まったが、次第に買い戻しが優勢。米株先物・時間外取引も反発している。米債利回りは上昇して始まったものの、足元では上げを消す動き。本日は米欧ともに主要な経済統計や金融当局者の発言がなく、リスク動向をにらんだ展開となっている。そのなかで、為替市場ではNYカットオプションが現行水準付近に設定されており、一方向への値動きが抑制されている。
ドル円は162円台前半での取引。アジア早朝に中東地政学リスクの高まり、原油高を受けて162.59付近まで買われた。しかし、その後は上値を抑えられ162.31付近まで反落した。アジア後半からロンドン時間にかけては先週末NY終値162.40付近での揉み合いに終始している。ロンドン時間にはイラン外務省が「交渉か戦争かという二者択一は有益ではない」と外交努力を継続する姿勢を示しており、原油高は一服。欧州株や米株先物も買戻しが優勢となっており、リスク動向は落ち着いた。また、ドル円には本日NYカットで162.00に31億ドルの巨大な行使期限設定が観測されており、値動きを抑制する面が指摘されている。
ユーロドルは1.14台前半での取引。アジア朝方に1.1424付近まで下押しされたあとは買戻しが入り、ロンドン序盤に1.1450付近に高値を更新。しかし、買いも続かず1.14台前半での揉み合いとなっている。ユーロ円は本日ここまで185.59-185.88の狭いレンジでの揉み合いが続いている。対ポンドではユーロは軟調に推移している。ユーロドルは1.14台に大規模なNYカット・オプション設定が分布しており、ドル円と同様に値動きが抑制されている。
ポンドドルは1.34台後半での取引。アジア朝方に1.3438付近まで下押しされたあとは、買いが優勢になっている。ロンドン序盤には1.3481付近まで高値を伸ばした。その後は1.34台後半で揉み合っている。ポンド円はアジア朝方に218.31付近まで軟化した後は、買いが優勢になっている。ロンドン序盤には218.84付近に本日の高値を更新し、その後も218円台後半にとどまっている。ユーロポンドは0.8507から0.8486まで軟化しており、ポンド買いが優勢。スターマー英首相が辞任挨拶を行った。いよいよバーナム首相時代が始まる。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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