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【これからの見通し】日米欧の金融会合が迫るなか、ドル円は一進一退

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【これからの見通し】日米欧の金融会合が迫るなか、ドル円は一進一退

 本日のNY市場では米FOMCが金融政策を発表する。あすには日銀決定会合とECB理事会が金融政策を発表する。日本時間30日の日付のなかで3つの重要な政策金利発表が相次ぐ。事前の市場では、米FOMCは0.25%利下げ、日銀とECBは金利据え置きの見方でコンセンサスが形成されている。その面では波乱材料は少ない。

 ただ、いずれの会合もパウエル議長、植田総裁、ラガルド総裁などの会見が控えており、その内容に市場が注目している。FRBにとっては来年の利下げペースがどうなるのかがポイント。トランプ大統領は年内には次期議長を指名するとしており、よりハト派的な政策運営への思惑が働く。現時点でのパウエル議長の見解をそのまま素直に受け取れるのかどうかは疑問が残りそうだ。かなり、市場反応は神経質なものとなりそうだ。

 米株式市場は、FOMCを控えて最高値更新を続けている。米中首脳会談が無事に通過することが期待されているもよう。表面的な面もあるにせよ、市場の期待は大きいようだ。日米首脳会談を受けて、日本企業から米国への投資の関心について具体的に公表されたことも、追い風となっているようだ。

 悩ましいのがドル円相場の動向だ。153円台に乗せると売りに押されるパターンとなっている。一方で、150円の節目を割り込む明確な動きもみられていない。足元では151.85レベルにある10日移動平均線をめぐる攻防となっている。米FOMCイベントを経て、10日線の上下どちらに位置するのかを確認したい。そして、あすの日銀とECB理事会に市場の視線が移行していくこととなる。ドル円相場にとっては気の抜けないあすのマーケットとなりそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の米FOMC会合のほかに、英消費者信用残高(9月)、英マネーサプライM4(9月)、米MBA住宅ローン申請指数(10/18 - 10/24)、米中古住宅販売成約指数(9月)など。カナダではカナダ中銀が金融政策を発表する。市場予想は0.25%利下げが大勢を占めている。わずかに、据え置きの見方もある状況。トランプ氏とカーニー氏の関係が芳しくないなかで、カナダ経済に対する当面の見方は慎重なものとなってきている。

 発言イベント関連では、パウエルFRB議長会見に市場の関心が集まる。また、カナダ中銀では マックレム加中銀総裁会見が実施される。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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