7月の原油高にもかかわらず、ドルはその恩恵を受けられていない=NY為替
その後、ドル円は162円台半ばでの推移となっている。NY時間に入ってドル高が強まり、162.60円まで上昇する場面が見られたものの、それ以上の上値は抑えられている。基本的には162円台での膠着した動きに変化はない。
アナリストからは、7月に原油価格が上昇したにもかかわらず、ドルはその恩恵を受けられておらず、市場の関心は金利差に向いているとの指摘が出ている。米国とイランの軍事衝突が再開して以降、ドルは下落。
市場が、原油高によるインフレへの影響は限定的または一時的で、FRBはそれほど敏感に反応しないと見込めば、ドルは短期的にさらに下落する可能性があるという。ただし、同アナリストは中期的にはドル高を見込む姿勢を維持しており、ドル高が本格化するには、米景気の循環的な回復がより明確になるか、インフレ調整後の実質金利が一段と上昇することが必要だとしている。
先週は複数のFOMC委員が、インフレの方が二大責務に対してより大きなリスクとなっていると警告していた。短期金融市場では今月のFOMCでは据え置きがほぼ確実視されているものの、年内は1回の利上げを確実視しているほか、2回を40%程度の確率で織り込んでいる。
USD/JPY 162.47 EUR/JPY 185.46
GBP/JPY 218.25 AUD/JPY 113.81
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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