カナダ円、105円台前半まで下落 200日線から下放れる展開=NY為替
きょうもカナダ円は売りが続いており、105円台前半まで下落している。5日続落。200日線から下放れる展開が加速しており、夏以降の調整が本格化するか注目される。カナダドルについては原油相場が下落していることも、重石となっているようだ。
先ほどカナダ中銀のメンデス副総裁の講演が伝わっていたが、「カナダ中銀は基調インフレが目標の2%に近いことを示す、より幅広い指標群の活用を検討している」と述べた。
「カナダ中銀の重視する指標では前年比の物価上昇は約3.0%を示しているが、基調インフレは2.5%近辺にあるとみている」と述べた。カナダ中銀は来年に予定されている政策枠組み見直しに際し、インフレ測定方法の見直しを計画しており、住宅ローン金利コストをあらかじめ除外することやAIの活用などを改訂案として検討しているという。
USD/CAD 1.3967 CAD/JPY 105.40
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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