円売り続く、ドル離れだけでなく円離れも意識=東京為替前場概況
東京午前は円売りが優勢。ドル円は147.09円付近まで上昇した。6月23日以来の高値を更新。円債市場で超長期債の値動きが再び不安定化していることが円相場を圧迫している。日本では少子高齢化や人口減少が続き、昔ながらの社会保障制度が崩壊に向かっているにも関わらず、物価高を隠れ蓑に与野党ともにこの問題に手を付けようとしていないことも円相場の重し。参院選後の波乱が警戒されている。
ユーロ円は172.28円付近、ポンド円は199.63円付近、豪ドル円は96.01円付近、NZドル円は88.34円付近まで円安推移。ユーロ円は昨年7月以来の高値を更新している。NZ中銀が政策金利を据え置いた後のNZドルの変動は限定的。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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