円買い・豪ドル売り トランプのせいで ドル円147.40円台に下落
円買い・豪ドル売り トランプのせいで ドル円147.40円台に下落
トランプ関税懸念でリスク回避の動きが強まっている。特に豪ドルの下げがきつい。豪ドルは対ドル、ユーロ、ポンド、カナダ、NZドル、円で下落。豪ドル円は93円台割れ目前。豪州株は1.6%超安。今週に入り毎日下落しており昨年9月以来の安値をつけている。トランプによる米中対立激化、アルミ関税、原油安を受け豪州の投資家心理が悪化している。中国外相は先ほど会見を開き「米国は無礼だ、いかなる形の覇権主義にも断固反対する」と述べた。円全面高でドル円は147.47円付近まで下落している。
きのうの賃上げ要求集計に続いて来週発表される春闘回答集計も強い結果になることが見込まれている。来週は実質賃金とGDP改定値も発表される。総じて強い内容となれば、3月利上げ観測が高まるか。赤沢再生相は今朝、「デフレ脱却判断に関する4指標全てプラスになった」とコメントした。

執筆者 : MINKABU PRESS
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