ドル円は中東情勢を受けて往って来い=東京為替概況
ドル円は中東情勢を受けて往って来い=東京為替概況
ドル円は前日の市場で米生産者物価指数の弱い伸びや中東情勢警戒、トランプ関税をめぐる警戒感などを材料にドル売りとなり、143円50銭前後で朝の取引をスタート。前日の動きを受けて上値の重い展開で始まると、イスラエルによるイラン空爆の報道にリスク警戒の円買いが一気に強まり142円80銭台を付けた。中東情勢警戒で不安定な上下となる中、142円80銭まで安値を更新するも、その後143円00銭を挟んでの推移となった。昼頃からは一転してドル高が強まり、朝の下げ分を解消。143円87銭まで上値を伸ばした。イスラエル軍はイランの核関連施設など数十の軍事目標を攻撃と発表。またイランから100機以上の無人機がイスラエルに向けて発射されたとしている。
リスク警戒の中、ドルが全面高。ユーロドルは前日に1.1630前後まで上昇。その後1.15台後半へ落として東京朝を迎えた後、いったん1.1610台を付けたが、すぐにドル高に押される展開。安値は1.1512と高値から100ポイント超の下げとなった。ポンドドルも朝の1.36台前半から1.3522を付けた。
ユーロ円はイスラエルによるイラン空爆を受けて円買いが強まり166円20銭前後から164円95銭を付けた。その後昼過ぎまで165円台前半中心の推移となったが、午後はドル円の上昇もあって165円台後半推移。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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