カナダ、中銀が再び金利を引き下げるにはインフレが過熱気味=NY為替
*カナダ消費者物価指数(CPI)(1月)22:30
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 -0.4%(前月比)
結果 1.9%
予想 1.9% 前回 1.8%(前年比)
きょうのドルカナダは1.42ドルを挟んでの取引となっている。本日はカナダの1月の消費者物価指数(CPI)が発表になり、前年比で1.9%と前回から上昇したものの、カナダ中銀の目標範囲内には収まっている。
ただ、エコノミストからは、カナダのインフレは依然としてカナダ中銀の利下げ継続には過熱気味だと主張している。同エコノミストは、季調済みおよび年率換算の平均消費者物価指数(CPI)は2.9%上昇し、加重中央値は2.8%上昇と指摘。
7月に一旦落ち着きが見られたものの、この6カ月間は上昇傾向が続いているという。「カナダは根底のインフレ圧力があるため、インフレ目標を採用しているカナダ中銀が金融政策をさらに緩和する正当な理由にはならない」と述べている。労働市場の状態もさらなる緩和を正当化するものではないとも付け加えた。
USD/CAD 1.4189 CAD/JPY 107.14
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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