ポンド売り一服、対ドル1.22台後半=ロンドン為替
ポンド売り一服、対ドル1.22台後半=ロンドン為替
ロンドン序盤のポンド売りの勢いは落ち着いてきている。ポンドドルは1.23台後半から1.2239レベルまで安値を広げた。本日も英国債が下落(利回り上昇)した。ポンド売り一巡後は1.2300付近までの反発にとどまった。その後は上値を抑えられているが1.22台半ばまでの下げにとどまり、足元では1.22台後半での揉み合いに落ち着いている。
英国債の下落については、労働党政権の経済政策が財政赤字拡大、増税などを招くとして市場に警戒されているようだ。ただ、年明けのタイミングでの動きには英国債入札動向やポジション調整の面も指摘されている。市場では2022年の財源無き減税を提唱したことに起因したトラス・ショックと比較する声もあるが、まだその時のようなフラッシュ・クラッシュには至っていない。今後もポンドや英国債動向に注意が必要となりそうだ。
GBP/USD 1.2281 GBP/JPY 193.97 EUR/GBP 0.8387
執筆者 : MINKABU PRESS
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