【本日の見通し】ドル円は堅調推移か
【本日の見通し】ドル円は堅調推移か
前日の海外市場では、米英が貿易協定で合意したと報じられたことで、ドル買い円売りの動きが進んで、ドル円は一時146円台に乗せた。
この流れを受けて、ドル円は145円台後半で推移している。今日のドル円は145円台半ばから146円台半ばでの堅調な推移が見込まれる。
市場では、この週末の10日と11日にスイスで行われる予定の米中の貿易交渉が注目されている。米国のベッセント財務長官とグリア通商代表が中国の何副首相と会談を行う。この会談で進展がみられるようなら、週明けの金融市場にはポジティブな要因となろう。
ユーロドルは海外市場で1.12台前半まで下落している。米英の貿易交渉合意でドル買いとなり、ユーロドルは売りに押された。今日は1.12台を中心に上値の重い展開か。1.12割れなら下げが加速する可能背もある。
ユーロ円はドル円の上昇に追随して海外市場で163円台後半まで上昇するなど堅調な推移を見せた。今日のユーロ円はユーロドルやドル円の動きを眺めながら、方向性の出にくい展開となりそうだ。
前日に開催された英中銀の金融政策委員会(MPC)では、大方の予想通りに政策金利を0.25%引き下げた。委員の投票は3分割して、9名の委員のうち5名は0.25%の利下げを支持し、2名は0.50%の大幅利下げを主張した。残りの2名は据え置きを主張した。
ポンドドルは政策金利の発表後に1.3340台まで上昇を見せた。ただ、米英の貿易協定の合意でドル買いに振れると1.3230台まで下落した。今日はやや上値重く推移か。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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