【海外市場の注目ポイント】ピル英中銀チーフエコノミストの発言など
日本時間午後9時15分にピル英中銀(BOE)チーフエコノミスト兼金融政策委員会(MPC)委員が金融政策について説明する。10月16日に発表された9月の英消費者物価指数では、総合、コアとも、前年比の伸びが前月から予想以上に鈍化し、総合の前年比の伸びはBOEのインフレ目標の2%を下回り、2021年4月以来の低水準となった。しかし、BOEは前日のMPCの声明で示したように、今後、エネルギー価格の下落が前年比から外れることを理由にインフレが年末までに2.5%近辺に上昇すると予想している。こうした状況を踏まえ、ピル氏が前日のベイリー総裁と同様、早急な、あるいは大幅な金利引き下げに消極的な考えを示すようなら、ポンドが買われる可能性がある。
また、日本時間9日午前0時に11月の米ミシガン大学消費者信頼感速報値の発表も予定されている。大方の予想は71.0となっており、前月の70.5を上回り、4カ月続けて上昇するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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