円売り優勢、GDPの低迷に日銀利上げ観測の後退で=ロンドン為替概況
円売り優勢、GDPの低迷に日銀利上げ観測の後退で=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、円売りが優勢。東京朝方に発表された日本の第4四半期GDP速報値が予想を大幅に下回る伸びにとどまったことに加えて、夕方の高市首相と植田日銀総裁との会談後に同総裁が「首相から政策について要望は特になかった」と述べた。市場では早期追加利上げに対する言及がなかったことで一段と円安が進行している。ロンドン午前には高値を153円台後半へと伸ばし、東京早朝の安値からは約1円幅の上昇となった。クロス円も同様に円安に振れており、ユーロ円は182円台乗せ、ポンド円は209円台後半まで高値を伸ばした。ただ、先週末の円高に対する調整の面も強く、今後の円安の持続性については不透明感が残る。ロンドン時間には欧州株や米株先物が小高く推移しており、リスク選好の円安の面も指摘される。ロンドン市場では独自の材料に欠けており、ユーロドルは1.18台後半、ポンドドルは1.36台前半から半ばでの揉み合いに終始している。このあとのNY市場はプレジデンツデーのため株式・債券市場が休場となる。
ドル円は153円台前半での取引。この日は円安の動きが継続している。週明けオセアニア市場での152.62付近を安値に買われ、ロンドン市場では高値を153.64付近に伸ばしている。東京朝方に発表された日本のGDP速報値が予想を大幅に下回る伸びとなったことや、東京夕方の高市首相と植田日銀総裁との会談後の同総裁会見で追加利上げの可能性について言及を避けたことなどが一段と円売りを強めた。足元ではやや上昇一服も、依然として153円台で推移している。
ユーロドルは1.18台後半での取引。これまでのレンジは1.1858から1.1878までの20ポイントにとどまっている。このあとのNY市場がプレジデンツデーのため休場となることもあり、ドル相場は動意薄となっている。ユーロ円はドル円とともに堅調。東京早朝の181.13付近を安値に、ロンドン時間には高値を182.30付近まで伸ばした。対ポンドでは、ユーロはややポンド買いに押されている。
ポンドドルは1.36台半ばでの取引。1.3634から1.3662までの28ポイントレンジにとどまっている。ポンド円はドル円とともに上昇。東京早朝の208.13付近を安値に、ロンドン市場では高値を209.69付近に伸ばしている。ユーロポンドは0.8708付近から一時0.8687付近まで小安く推移。ポンド買いがやや優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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