【海外市場の注目ポイント】米FOMC議事録など
日本時間10日午前3時に9月18・19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表される。その回の会合では政策金利は5.25%-5.50%から4.75%-5.00%に引き下げられ、2020年3月以来の利下げが決定された。利下げ幅は通常の0.25%の倍に当たる0.50%となったものの、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は会合後の会見で、「誰も今回の利下げを新しいペースだとは見ていない」、「メンバーが利下げを急いでいるという状況ではない」と述べていた。議事録で今後の利下げは慎重に進めるべきとの意見が多いことが示されれば、FOMCの次回11月会合での大幅利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
また、このあとの海外市場では、欧米の中銀関係者の発言も予定されている。日本時間9日午後5時半にエルダーソン欧州中央銀行(ECB)専務理事がイベントに参加、同9日午後9時にボスティック米アトランタ地区連銀総裁が挨拶、同9日午後10時15分にローガン米ダラス地区連銀総裁が会議に出席、同9日午後11時半にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁が挨拶、同10日午前1時にビルロワドガロー仏中銀総裁が講演、同10日午前1時半にジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演することになっている。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。