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ダウ平均は小反発 米CPIはインフレの落ち着きを示す内容=米国株概況

株式 

NY株式13日(NY時間16:21)(日本時間06:21)
ダウ平均   49500.93(+48.95 +0.10%)
S&P500    6836.17(+3.41 +0.05%)
ナスダック   22546.67(-50.48 -0.22%)
CME日経平均先物 57595(大証終比:+605 +1.05%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は小反発。売り先行で始まり、ダウ平均は一時367ドル安まで下落したものの、動きが一巡すると買戻しが入り、プラスに転じていた。ただ、上値も維持できずに終盤に伸び悩んだものの、プラス圏は維持して今週の取引を終えている。

 取引開始前に発表の1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、FRBの利下げ期待が復活している。短期金融市場ではFRBの年内3回の追加利下げの確率が一時50%程度まで上昇していた。

 全体的に落ち着きを示す内容で、トランプ政権の高関税が持続的な物価上昇を招くとの懸念を和らげている。ただし、サービス価格は前月比で1年ぶりの大きな伸びとなっている。根強いサービスインフレは今後も抑制が難しいとの見方も多いようだ。

 前日の米株式市場では、AIの脅威がソフトウエアのみならず、不動産や物流、金融など他のセクターにまで波及したことで、株価指数は大幅安となっていた。マグニフィセント7もすべて下落。

 ストラテジストは「AIバブルかという点については、市場が勝者と敗者を見極めようとする中、一部銘柄からは過熱感が抜けつつあり、より選別的になっているのが実態だ」と述べている。その上で、「ダウ平均は5万ドル近辺、S&P500は6900近辺にある。確かに一部では痛みも出ているが、全体としてAIバブルという状況ではない。市場は非常に底堅く推移している」と続けた。

 10-12月期の米企業の決算もピークアウトしているが、米大手銀のストラテジストによると、今回の決算シーズンは、概ね予想を上回る内容と分析している。66%の企業が発表済みで、1株利益は12%の増益となり、これは7%のポジティブ・サプライズに相当するという。素材、資本財・産業、金融、ハイテク、コミュニケーションが1株利益で2桁成長を達成している一方、ヘルスケアは相対的に弱かったと述べている。

 半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が決算を受け大幅高。AIやメモリ半導体向け需要の拡大が、半導体製造装置への投資を押し上げていることを示唆した。

 動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る通期の売上高見通しを示した。プラットフォーム売上高が堅調だった。

 電気自動車(EV)のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が決算を受け大幅高。予想を上回る通期の車両納入台数の見通しを示した。同社はまた、R2電動ミッドサイズSUVの納入を第2四半期に開始する見通しも示している。

 デジタル画像検索収集サイトのピンタレスト<PINS>が決算を受け大幅安。予想を下回る第1四半期の見通しを示した。

 ドラフトキングス<DKNG>が決算を受け大幅安。ガイダンスでは、予想を下回るEBITDAや売上高の見通しが示された。

 クラウドネットワークのアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け大幅高。アナリストは目標株価を引き上げ、AI向けネットワーキング需要のモメンタムに対して前向きな見方を示している。

 民泊を中心とした旅行サイト運営のエアビー&ビー<ABNB>が決算を受け上昇。旅行需要の堅調さや新たな後払いオプションの利用拡大が追い風になった。

 物流のCHロビンソン・ワールドワイド<CHRW>が反発。前日は物流関連の下落が目立った中、同社株も売りが強まっていた。AIが主導する物流関連への売りは過剰反応との見方が出ていた。

 コーヒーチェーンのダッチ・ブロス<BROS>が決算を受け上昇。既存店売上高もシステム、直営とも力強い伸びを達成している。

 カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が決算を受け上昇。重要な指標である不動産EBITDARはマカオは予想を下回っていたものの、ラスベガスの好調が補った。

 食品デリバリーのインスタカートを運営するメイプルベア<CART>が決算を受け上昇。売上高や取扱総額(GTV)が予想を上回った。受注件数も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、予想を上回る第1四半期の見通しを示した。

 暗号資産交換業者のコインベース・グローバル<COIN>が大幅高。この日はビットコインが大幅反発しており、同社株も急反発。ただ、決算は予想以上に大幅な減収となった。暗号資産の急速な冷え込みから下押し圧力を受けることが示唆された。

 モデルナ<MRNA>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったほか、売上高は予想を上回った。

 パランティア<PLTR>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に2段階引き上げ、目標株価を170ドルに設定した。前日終値よりも32%高い水準。

 医療機器のデクスコム<DXCM>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を若干上回ったことが安心感に繋がった。市場は悲観的に見ていたようだ。

アプライド<AMAT> 354.91(+26.52 +8.08%)
ロク<ROKU> 90.06(+7.13 +8.60%)
リビアン<RIVN> 17.73(+3.73 +26.64%)
ピンタレスト<PINS> 15.42(-3.12 -16.83%)
ドラフトキングス<DKNG> 21.76(-3.40 -13.51%)
アリスタ<ANET> 141.59(+6.47 +4.79%)
エアビー&ビー<ABNB> 121.35(+5.39 +4.65%)
CHロビンソン<CHRW> 176.01(+8.23 +4.91%)
ダッチ・ブロス<BROS> 53.20(+2.38 +4.68%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 113.39(+5.54 +5.14%)
メイプルベア<CART> 36.30(+3.06 +9.21%)
コインベース<COIN> 164.32(+23.23 +16.46%)
モデルナ<MRNA> 42.23(+2.12 +5.29%)
パランティア<PLTR> 131.41(+2.28 +1.77%)
デクスコム<DXCM> 70.02(+4.94 +7.59%)

アップル<AAPL> 255.78(-5.95 -2.27%)
マイクロソフト<MSFT> 401.32(-0.52 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 198.79(-0.81 -0.41%)
アルファベットC<GOOG> 306.02(-3.35 -1.08%)
アルファベットA<GOOGL> 305.72(-3.28 -1.06%)
テスラ<TSLA> 417.44(+0.37 +0.09%)
メタ<META> 639.77(-10.04 -1.55%)
エヌビディア<NVDA> 182.81(-4.13 -2.21%)
AMD<AMD> 207.32(+1.38 +0.67%)
イーライリリー<LLY> 1040.00(+3.46 +0.33%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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