円高、日銀総裁は金融引き締めを継続する方針=東京為替前場概況
東京午前のドル円は145.30円付近まで下落。世界的な金融市場の混乱を背景に、内田日銀副総裁が利上げの一時停止を示唆した反面、植田日銀総裁は「経済物価見通しの実現確度が高まれば、金融緩和度合いを調整するという基本スタンスに変わりない」とし、タカ派的な舵取りを継続する方針を示したことから円買いが優勢となった。先月から今月初めの株価が急落したことについて、植田日銀総裁は米経済への懸念が背景との認識を示し、日銀の金融引き締めによる円キャリートレードの巻き戻しが原因であるいう見方を否定した。
ドル円と同様にクロス円は円高推移。ユーロ円161.69円付近、ポンド円は190.38円付近、豪ドル円は97.57円付近まで円高推移。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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