英中銀はバランスシート縮小ペースを維持する可能性=NY為替
きょうのポンドドルは1.26ドル台半ばまで値を落としていたものの、NY時間に入って買い戻しが出ており、1.27ドル台をうかがう動きが出ている。リバウンド相場の流れは継続している模様。
目先のポンドの関心事は来週22日の4月の英消費者物価指数(CPI)にありそうだ。ベイリー英中銀総裁も言及していたが、エコノミストは急低下を予想しており、3年ぶりに2%目標を下回る可能性があるとの見方も出ている。現在の予想コンセンサスは前年比2.1%となっている。
市場ではFRBよりも早い英中銀の利下げ開始への期待が出ている一方、英中銀は現在のバランスシート縮小ペースを維持する可能性が高いとの見方も出ている。英中銀は現在、年1000億ポンドのペースでバランスシートを縮小するとしているが、10月以降もそのペースを維持する可能性が高いという。その大部分(870億ポンド)は英国債の償還分の再投資見送りだが、その他の130億ポンドは積極的な売りオペを意味するという。
GBP/USD 1.2697 GBP/JPY 197.31 EUR/GBP 0.8564
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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