【海外市場の注目ポイント】春闘第1回回答の集計結果など
日本時間午後4時15分に春季労使交渉(春闘)の第1回回答の集計結果が発表される。平均賃上げ率は、前年の第1回回答の3.8%を上回るとみられている。13日の春闘集中回答日に大手では満額回答が相次ぎ、日本製鉄のように要求を上回る回答をする企業もあった。大手企業で高水準な賃上げの動きが広がっており、今回発表される平均賃上げ率が連合の目標とする「5%以上」になるようであれば、日銀は来週の18・19日に開催される金融政策決定会合で金融政策の正常化に踏み切るとの思惑が強まり、円が買われる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には3月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、同午後10時15分には2月の米鉱工業指数、同午後11時に3月の米ミシガン大学消費者信頼感速報値も発表される。3月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想がマイナス7.0となっており、前月のマイナス2.4を下回り、2カ月ぶりに低下するとみられ、2月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比変わらずとなっている。3月の米ミシガン大学消費者信頼感速報値は、大方の予想が77.1となっており、前月の76.9を上回り、2カ月ぶりに上昇するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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