広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

【通貨別まとめと見通し】ポンド円:214円台後半へ力強く急伸、圧倒的な上昇モメンタムでかつての主戦場216円台を窺うか

為替 

【通貨別まとめと見通し】ポンド円:214円台後半へ力強く急伸、圧倒的な上昇モメンタムでかつての主戦場216円台を窺うか

先週(5月18日〜5月25日)のまとめ
先週のポンド円は、週初の 211.15 円近辺をボトムに極めて強力な上昇トレンドを形成。週末から週明けにかけて段階的にレンジと水準を切り上げ、調整を挟みつつも一時 214.61 円(本日26日午前には一時 214.68 円)まで上値を伸ばす非常に堅調な展開となった。日本当局による円安牽制への警戒感が燻る中でも、下値では実需の圧倒的な押し目買いが入り、長期的な上昇チャネルの強さを再確認する1週間となった。
週初安値からの急反発と213円台への進出(5月18日〜19日)
週明け18日(月)は、東京時間早朝に週安値となる 211.15 円まで一時押し込まれたものの、ここを底に欧州時間からニューヨーク時間にかけてショートカバーを巻き込みながら猛烈に買い進まれた。一日で 1.5 円以上の急騰を見せて 212.75 円でクローズすると、翌19日(火)もその勢いを維持。一時 213.55 円まで上値を伸ばし、完全に 213 円台への進出を果たした。
適度な調整と213円台後半での足固め(5月20日〜23日)
20count(水)に入ると、急ピッチな上昇に対する利益確定売りや日本当局による介入警戒感から一時 212.64 円まで調整を挟む場面が見られた。しかし、この押し目では強固な買い支えが入り、引けにかけては 213.41 円まで急回復。21日(木)から23日(土朝)にかけては、上値を 213.80-214.04 円、下値を 213.20-213.50 円とする支持帯の強さを確認する揉み合いへと移行した。度重なる下値トライを跳ね返したことで、市場には「 213 円台前半が強固なフロア」との意識が定着し、週末は 213.82 円の高値圏でクローズした。
週明けの再急騰と214円台ブレイク(5月25日〜26日現在)
週明け25日(月)に入ると、もみ合いによるパワー蓄積を完了した市場が再び強烈なポンド買い・円売りに傾いた。欧州時間からニューヨーク時間にかけて 214 円の大台を軽々と上抜けると、ショートカバーを巻き込みながら一時 214.61 円まで急伸(終値 214.55 円)。本日26日(火)午前現在も一時 214.68 円まで上値を伸ばしており、足元では 214.37 円付近への小幅な調整(利益確定売り)を挟んでいるものの、地合いの強さは極めて強固であり、さらなる上値追いの準備を整えている格好だ。

ファンダメンタルズ分析
先週から今週にかけてのファンダメンタルズは、「英国のインフレ高止まりに伴う利下げ後退観測」と「圧倒的な日英金利差」がドル円以上のポンド高・円安圧力を生み出す最大の背景となっている。
• 英国側(ポンド強力な下支え): イングランド銀行(BOE)の早期利下げ開始を巡る思惑において、直近の経済データや物価指標が予想以上に堅調であることから「早期利下げ開始観測が後退」しており、これが金利先高観とともにポンド買いを猛烈に後押ししている。
• 日本側(上値の重さと実需の円売り): 214 円台後半から 215 円の大台に迫る局面では、常に日本当局による為替介入への警戒感が心理的レジスタンスとして機能する。しかし、日銀のタカ派的な国債買い入れ減額思惑などの材料が出尽くしとなる中、圧倒的な「日英の実質金利差」が意識され、結果としてあらゆる調整局面( 212.64 円など)が「絶好の押し目買いの好機」と捉えられている。

テクニカル分析
• トレンド: 日足・時間足レベル共に「非常に強力な右肩上がりの上昇トレンド」の最中にある。先週の揉み合いを経て、下値支持線が段階的に 211 円台 -212 円台 -213 円台へと着実に切り上がっており、市場の買い意欲の強さが際立っている。

• レジスタンス1: 214.68-215.00 (直近26日高値 214.68 円、および極めて意識されやすい大台の心理的節目)
• レジスタンス2: 216.60 (4月30日に記録した最高値・かつての主戦場の防衛線)
• サポート1: 213.30-213.50 (先週後半の調整局面で何度も市場を支えた強固な足固めゾーン)
• サポート2: 212.64 (5月20日の調整局面で踏みとどまった明確な押し目ボトム)
• サポート3(最重要岩盤): 210.70-211.15 (5月6日のフラッシュ的急落安値 210.77 円、および5月18日の週初安値 211.15 円で形成される最重要支持帯)

• RSI (14時間足):
25日の急騰から26日早朝にかけては、一時 85 を超える極めて強い「買われすぎ」の過熱感を示していた。しかし、本日11:00時点の調整( 214.37 円への押し)に伴い、足元では 37-40 付近まで一気に急低下。過熱感は完全に冷まされており、テクニカル的にはここから再び押し目買いを呼び込んで上値を追うための余力が十分に蓄積された格好となっている。

• MACD:
週初からの強烈なトレンド回帰により、MACDライン・シグナルライン共にゼロラインの上方(プラス圏)の非常に高い位置をしっかりと維持している。足元の上値の重さによってヒストグラムはマイナス圏へ沈み、短期的にはデッドクロスを形成して小休止のサインを出しているものの、ゼロラインの上方であるため上昇エネルギーのトレンドそのものは全く死んでおらず、押し目形成後の再上昇を示唆している。
今後のポイント・見通し
今週の最大の焦点は、目前に迫った「 215.00 円の心理的大台の明確な上抜け」と、4月下旬に激しい攻防が繰り広げられた最高値圏である「 216.60 円への完全回帰」を達成できるかである。

【メインシナリオ】足元の過熱感解消に伴う215円突破と216円台への回帰
先週を通じて 213 円台で十分な日柄調整(パワー蓄積)を行い、さらに足元の揉み合いでRSIの過熱感がリセットされたことで、需給は極めて良好。英国のタカ派的な金利見通しが維持される場合、実需主導のポンド買い・円売りが再点火する。 215.00 円を安定的にクリアできれば、売り方のストップロス(買い戻し)を巻き込んで 216.00 円、さらには最高値 216.60 円への復帰・上抜けが濃厚となる。
• 想定レンジ: 213.50-216.60
• 根拠: 下値支持線が着実に切り上がっていること、テクニカル的な強気サイクル(MACDのプラス圏維持・RSIの押し目完了)が揃っていること。

【対抗シナリオ】215円手前でのダブルトップ形成と212円台への再調整
214.60-215.00 円近辺で日本当局による「実質的な為替介入への恐怖心」や円安牽制発言が再び強まった場合、上値の重さから利益確定売りを誘発し、ダブルトップを形成して調整売りへ傾く可能性がある。ただし、先週の押し目である 212.64 円、あるいは 213.30 円台のサポートを維持できれば、単なる高値圏でのパワー蓄積期間(レンジもみ合い)の延長と捉えられる。
• 想定レンジ: 212.50-215.00
• 根拠: 215円に接近するほど実質的な地政学的リスク(為替介入)が高まりやすいこと、急ピッチな上昇に対する利食い売り圧力が燻っていること。

総評
先週から今週にかけてのポンド円は、一度調整を挟みながらも 211 円台から 214 円台後半へと駆け上がる、非の打ち所がない強気相場を演じている。足元の 214.37 円への押し目は、買われすぎのテクニカル過熱感を冷ます「極めて健全な日柄調整」の範疇であり、相場の地合いは完全に「ポンド高・円安」に支配されている。
今週中に 215.00 円の防衛線を突破し、かつての主戦場である 216 円台を奪還できるか。市場は介入を警戒しつつも、圧倒的な日英金利差を背景に、着実に高値更新への歩みを進めようとしている。

今週は主な英指標発表予定はない

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます