英米休場で様子見ムード、中東情勢の改善期待でドルは上値重い=ロンドン為替概況
英米休場で様子見ムード、中東情勢の改善期待でドルは上値重い=ロンドン為替概況
ロンドン市場は小動き。中東情勢の改善期待を背景に「有事のドル買い」の巻き戻しが優勢となっているが、英国のスプリング・バンク・ホリデーと米国のメモリアルデーで主要市場が休場となるなか、全般に様子見ムードが支配的だ。市場の視線は中東情勢に向けられており、トランプ米大統領の発言は最終調整観測から慎重姿勢まで錯綜しているものの、原油先物の下落や株式市場の堅調など、総じて緊張緩和方向への期待が勝っている。ドル指数は10日移動平均線を巡る攻防。ドル円は159円を挟んだ揉み合いで、NYカットの159.21円に控える中規模オプションが上値を抑えている。ユーロドルは1.16台前半で、1.1600ドルと1.1635ドルの大規模オプションがマグネットとして機能し、レンジに収れんしやすい。リスクオン環境下でユーロ圏の国債利回り格差が縮小していることもユーロの下値を支えている。ポンドドルは1.34台後半でじり高、ユーロ円は185円付近、ポンド円は214円台前半から半ばで底堅い。
ドル円は158円台後半での取引。東京早朝は一時158.74付近まで下落した。先週末NY終値159.18レベルからドル安方向に振れた。トランプ米大統領が「イランとの和平合意『ほぼまとまった』最終調整の段階にある」「ホルムズ海峡封鎖の解除に向けた合意をまもなく発表する」と述べたことに、有事のドル買いの巻き返し反応が広がった。しかし、「合意急いでいない、代表団に交渉急がないよう指示した」との発言もあってドル売りは一服。ロンドン序盤にかけては159.04付近まで買い戻された。その後は上昇も一服。ロンドンやNY市場が休場となるなかで、一方的な値動きは続かなかった。
ユーロドルは1.16台前半での取引。東京早朝につけた1.1621付近を安値に、東京午前には1.1649付近まで買われた。その後は値動きが停滞してレンジ内での揉み合いに終始している。先週末からはややドル安水準に傾斜している。ユーロ円は東京朝方の184.69付近を安値に、ロンドン序盤には185.09付近までじり高となっている。対ポンドではややユーロ安になっているが値動きは限定的。NY原油先物は90ドル台と上値重く推移している。
ポンドドルは1.34台後半での取引。東京早朝の1.3440付近を安値に買われており、ロンドン序盤には高値を1.3496付近に更新している。ポンド円は東京早朝の213.46付近を安値に買われている。ロンドン午前には高値を214.49付近まで伸ばした。ユーロポンドは0.8657から0.8627まで軟化している。東京早朝は原油急落もあってポンド売りが先行したが、その後は買い戻される流れとなっている。ただ、引き続きNY原油先物の上値は重い。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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