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ドル円は150円台半ばでの推移 今週の重要イベントを待つ展開=NY為替概況

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ドル円は150円台半ばでの推移 今週の重要イベントを待つ展開=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は150円台半ばでの推移が続いた。NY時間に入ってドル売りがやや見られたものの、円安の動きがドル円をサポート。本日は米国債利回りも上昇し、ドル円を下支えした。

 ただ、情勢に変化はなく、本日は今週の重要イベントを待つ展開となった。今週はパウエルFRB議長の議会証言が控えているほか、水曜日にADP雇用統計と米求人件数、そして金曜日に米雇用統計と雇用情勢を計る重要指標が発表される。

 引き続き為替市場は、FRBの利下げに関心が集まりそうだが、現状は6月までの利下げ開始確率が85%、7月まででは完全に織り込みという状況となっている。今週のイベントを経て、この状況に変化が出るか注目される。

 パウエルFRB議長の議会証言は恐らく、直近のFOMC委員の発言を踏襲したものになりそうだ。年内どこかで利下げの可能性があるが、証拠を待ちたいといった中身になりそうだ。早期利下げには慎重姿勢を示すものと思われる。

 ユーロドルは一時1.0865ドル近辺に上昇。きょうの上昇で200日線を上放れる展開が見られており、リバウンド相場の流れは継続している。ユーロに関しては今週のECB理事会が最注目となりそうだ。今回は据え置きが確実視されているが、利下げ時期について初の議論が行われると見られている。ただ、各国間でインフレの状況に違いがあり、意見は分かれるものと見られ慎重姿勢を維持する可能性が高いと見られている。

 ラガルドECB総裁は、インフレ見通し、コア物価、金融政策の伝達というECBの3本柱のアプローチに回帰する可能性が高く、恐らく早い段階で決定したり約束したりするのは適切ではないとの結論に達するだろう。エコノミストは4月の利下げを完全否定することはできないとしながらも、6月に最初の利下げを実施するとの予想が多く、年内は計0.75%ポイント、3回の利下げが予想されているようだ。

 ポンドドルは1.27ドル台に一時上昇。ただ、1.27ドル台は強い上値抵抗となっており、突破できるか注目される。

 ポンドに関しては、ハント英財務相が今週6日に春季予算案を公表する予定で市場はその内容および反応に注目している。年内に総選挙を控え、財政刺激策が打ち出されることが予想されているが、大幅な歳出増までは期待できず、ポンドに下落圧力がかかる可能性も指摘されている。一方、刺激策は物価上昇圧力をさらに高め、英中銀の利下げを抑制する可能性があるとも指摘した。

 財政支出の余地は限られており、今回の春季予算が今後1年間の英経済のパフォーマンスに大きな影響を与える可能性は低い。市場では8月の利下げ開始がコンセンサスとなっており、6月に早まる可能性は40%だという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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