【これからの見通し】調整色広がるマーケット、地政学リスクやAI株安、英政治不透明感などで
【これからの見通し】調整色広がるマーケット、地政学リスクやAI株安、英政治不透明感などで
この後の海外市場は調整色が広がる可能性がある。地政学リスクやAI株安、英政治不透明感などが市場心理に対する重石となっているようだ。
地政学リスクの面では、米国とイランとの3回目の核協議が実施され、物別れは回避されたが、まだ合意には至らず。次回協議へと持ち越しになっている。加えて、- パキスタンがカブールを空爆したと報じられ、- パキスタン国防相は「アフガニスタンと事実上の戦争状態」と発言している。新たな事態に市場は不安定化している。
AI株については様々の企業で、組織再編による人員削減が発表されている。また、米国防総省(戦争省)とアンソロピックの対立も懸念材料となっている。今週のエヌビディア決算は好内容だったものの、同社株は売られており、AI株全般への不透明感にもつながってきているようだ。
ポンドにとっては英政治情勢の不透明感が売り圧力となっている。26日に実施された英補欠選挙(ゴートン・アンド・デントン選挙区)では、緑の党が勝利するという大番狂わせが起きている。労働党(スターマー政権)にとって「歴史的敗北」とも報じられている。
足元での米株や欧州株先物は時間外取引で軟調に推移しており、リスク警戒感が広がっている。ただ、今週はドル相場も円相場も一方向には動きにくい展開となっており、ただただ神経質さが前面の押し出される状況となっている。このあとの海外市場でも売買が交錯することが想定されよう。
この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス・スイス・インド・カナダなどのGDP(第4四半期)、ドイツ雇用統計(2月)、ドイツ消費者物価指数(速報)(2月)、南アとメキシコの貿易収支(1月)などに続いて、米生産者物価指数(PPI)(1月)、米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(2月)、米建設支出(12月)などの発表が予定されている。
発言イベント関連では、ピル英中銀チーフエコノミスト、英経済についての講演が予定されている。引き続き地政学リスク関連の報道には注意が必要となりそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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