朝に円高進行、その後もみ合い=東京為替概況
朝に円高進行、その後もみ合い=東京為替概況
前日の日本政府による日銀審議委員人事などを受けて円売りが強まった後を受けた26日の市場。ドル円は朝に円高が強まった後、もみ合いとなった。前日のNY市場で一時156円82銭まで上昇したドル円は、NY夕方から東京朝にかけて円買いが優勢となり、155円70銭台を付けた。植田日銀総裁が読売新聞でのインタビューで「次回利上げの判断では12月以前の利上げの影響を検証」「3月4月の会合を前に入手する情報を丹念に点検した上で意思決定。4月1日の短観は1つの大事な情報だが、必ずしも短観を待たないと情報を得られないというわけではない。」と発言。早ければ3月の利上げの可能性を示したことが円買いとなった。
円買い一服後は156円台を回復するなどもみ合いとなった。午後に高市首相発言を受けて、朝の安値を更新して155円70銭を付ける場面が見られたが、すぐに156円台を回復するなど、一方向の動きにはならなかった。首相は「金融政策の具体的手法は日銀に委ねられるべきだ」「日銀には2%物価目標に向け適切な金融政策運営を期待」「日銀の金融政策は為替誘導を目的としたものではない」などと発言。首相の利上げに慎重姿勢が円安の要因の一つとなっていたため、円買いとなった。
もっとも下がると買いが出る展開。日米の金利差を意識したドル買い円売りの動きや日経平均の上昇を受けたリスク選好の円売りなどがドル円を支えていた。もっとも介入警戒感が上値を抑え、行き過ぎた動きにも慎重という展開になった。
ユーロ円も朝の184円70銭台から午前中に184円20銭台を付けるなど円買いが優勢。その後もみ合いとなる中、午後に184円09銭まで下げる場面が見られた。
ポンド円も同様の動きで、朝は昨日の円安の流れもあって212円台を付ける動きも、午前中に211円台半ば割れ、午後の高市首相発言後の円買いでは211円18銭を付けた。
ユーロドルは1.18台前半での推移。午前中は前日の流れからややしっかりした動きも、値幅は限定的。
ポンドドルは1.35台後半を中心とした推移、こちらもユーロドル同様に一方向の動きにはならず。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





