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ドル円は149円台に上昇 節目の150円を再び試しそうな気配も=NY為替概況

今日の為替 

ドル円は149円台に上昇 節目の150円を再び試しそうな気配も=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は149円台に上昇している。強い上値抵抗を示していた148円台後半の水準を突破し、ストップを巻き込んで149.50円付近まで一時上昇した。149円台を維持できるようであれば、節目の150円を再び試しそうな気配が出ている。

 ただ、150円までの売り圧力も相当程度強そうだ。短期的にレンジ取引になるのではとの見方も出ており、150円手前ではロングの手仕舞いが出やすいという。きょうの上げで上向きの方向感を出せるか注目される。

 本日は東京時間に日銀の内田副総裁が「どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」と表明したことに海外勢中心に敏感に反応しているようだ。マイナス金利は解除するものの、まだ、さらなる利上げを追及する状況ではないことを示唆する内容とも思われる。

 本邦勢の多くは、この見方を共有しているものと思われるが、海外勢の間では本邦勢以上に日銀の利上げ期待が強く、本日の内田副総裁の発言は新鮮だったのかもしれない。

 ユーロドルは一時1.0740ドル付近まで値を落としたものの、いまのところ下押す動きまではなく、1.07ドル台後半に下げ渋った。ただ、上値が重い雰囲気に変化はなく、本日1.0785ドル付近に来ている100日線が強い上値抵抗となっていた模様。

 5月のFRBの利下げ実施に対する金融市場の価格設定とユーロドルの2カ月間の負の相関関係は0.9まで上昇しており、それは顕著に出ているとの分析が出ている。仮に5月の利下げが無しで終わるとすれば、ユーロドルは1.05ドル付近まで下落する可能性があるという。対照的に、FRBが5月に利下げを実施したとしても、すでに90%の確率で織り込まれているため、0.25%ポイントの通常利下げであれば、ユーロドルは現在の水準から大きく上昇することはないとも付け加えている。

 FRBによる0.50%ポイントの大幅利下げの可能性は限りなく低いと考えられることから、いずれにしろ、ユーロドルは下向きというシナリオも考えられそうだ。

 ポンドドルも一旦1.25ドル台に下落したものの、昼にかけて買い戻しが見られ1.26ドル台に戻している。本日の200日線は1.2565ドル付近に来ているが、その水準はサポートされた状況。次第に上値が重くなってきているものの、本格的な下向きの流れはまだ出ていないようだ。

 来週はポンド関連の重要指標が目白押しだが、特に14日の1月の英消費者物価指数(CPI)は注目される。サービス部門の昨年のベース効果と、燃料費に牽引され、1月も前年比は上昇との予想が出ている。総合指数は12月の前年比4.0%から4.1%への上昇が見込まれるという。

 一方、コア指数は5.1%から5.0%に落ち着くと見られている。主に昨年の大幅なプラスのベース効果があり、ケータリングや旅行サービス、そして燃料費が昨年1月に5%上昇した影響が大きいという。ただ、英CPIは第2四半期には一旦2%以下に鈍化し、その後は後半にかけて再び上昇に転じると見ているようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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