【海外市場の注目ポイント】仏中銀総裁の発言など
日本時間10日午前2時半に欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁が講演する。前日にECB理事会メンバーのブイチッチ・クロアチア中銀総裁は「今年の夏より前にECBが利下げを行うことはないだろう」と述べていた。市場ではECBが4月の理事会で利下げに踏み切るとの見方が広がっているが、ビルロワドガロー仏中銀総裁もブイチッチ・クロアチア中銀総裁に続いてECBの早期利下げに消極的な姿勢を示すようなら、ユーロが買われる可能性がある。
また、日本時間9日午後7時には11月のユーロ圏失業率の発表、同9日午後10時半には11月の米貿易収支の発表も予定されている。11月のユーロ圏失業率は、大方の予想が6.5%となっており、前月の6.5%から変わらないと見込まれ、11月の米貿易収支は、大方の予想が649億ドルの赤字となっており、前月の643億ドルの赤字から赤字幅が拡大するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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