ドル円が142円台後半へと上昇、米債利回り上昇 米雇用統計を意識も=ロンドン為替概況
ドル円が142円台後半へと上昇、米債利回り上昇 米雇用統計を意識も=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル円が142円台後半へと上昇している。序盤は円売りが先行。ドル円が142円付近から142円台半ばへ買われる動きに、クロス円も買われた。その後は米10年債利回りが3.94%付近から3.98%台へと上昇し、ドル全般に上昇している。ドル円は高値を142.80付近に伸ばし、その後も高止まり。ユーロドルは1.0965近辺まで買われたあと、反転して1.0920台へと安値を広げてきている。ポンドドルも1.2650台に乗せたあと、1.2620付近へと反落。ユーロ円は円売り圧力で155.50付近から一時156円台に乗せたが、足元では155円台後半へと押し戻されている。ポンド円は比較的堅調で、179円台前半から180円台前半まで買われたあとも、180円台を維持している。ユーロ対ポンドではユーロが軟調に推移している。NY原油は一時69ドル台前半まで下落、欧州株は長期債利回り上昇を嫌って軟調に推移している。金曜日の米雇用統計をにらんで調整圧力が優勢になっているようだ。
ドル円は142円台後半での取引。アジア時間には142円を挟んだ揉み合いが続いたが、ロンドン時間に入ると買いが強まっている。米債利回り上昇とともに142.80付近まで買われ、その後も高止まりしている。
ユーロドルは1.09台前半での取引。アジア時間には前日終値付近から買われ、ロンドン朝方に1.0965近辺まで上昇。しかし、その後は米債利回り上昇を受けて1.0920台へと安値を広げている。ユーロ円はアジア午前の155.26近辺を安値に買われ、ロンドン序盤には156.26近辺まで1円幅で上昇した。その後は155円台後半と上げ一服。対ポンドではユーロ売りに押されている。12月の独失業者数は予想を下回る増加にとどまったが、反応薄だった。
ポンドドルは1.26台前半での取引。ロンドン序盤に1.2653近辺に高値を伸ばしたが、伸びを欠いて1.2620付近まで反落。ただ、アジア朝方につけた安値1.2616近辺までは下げていない。ポンド円は179円台前半での揉み合いを上放れると、ロンドン序盤に180.35近辺に高値を伸ばした。その後も180円台を維持している。ユーロポンドは0.8670台から0.8650割れへと軟化しており、ポンド買いが優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
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執筆者 : MINKABU PRESS
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