ドル円は148円台前半 上値では戻り待ちの売りも=NY為替序盤
きょうの為替市場はNY時間に入って再びドル売りが出ており、ドル円も148円台前半で推移している。上値の重い展開が続いており、本日の東京時間には瞬間的ではあるが、147円台に下落する場面も見られていた。海外市場に入って買い戻しが見られているものの、上値では戻り待ちの売りも出るようだ。
先週は感謝祭にかけて買い戻しも見られていたが、節目の150円に到達することなく失速している。FRBについての市場の見方も変化はなく、利上げサイクルはすでに終了、来年第2四半期以降の利下げを織り込んでいる。場合によっては3月の利下げ開始の可能性が23%程度で織り込まれている状況。
ドル安がドル円を圧迫している。来年のドルについての見方は様々出ているものの、少なくともクリスマスにかけては、これまでのドル高の調整が続くとの見方が少なくない。目先は本日146.90円付近に来ている100日線を試す動きになるか注目される。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は148.50円と149円に観測されている。
28日(火)
148.50 (14.2億ドル)
149.00 (17.2億ドル)
30日(木)
149.00 (22.3億ドル)
USD/JPY 148.22
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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