【これからの見通し】ドル高継続、米追加利上げ観測残るなか、英欧には利上げ打ち止め感 日銀は相変わらず
【これからの見通し】ドル高継続、米追加利上げ観測残るなか、英欧には利上げ打ち止め感 日銀は相変わらず
今週はドル高の動きが継続している。米債利回りの上昇とともに、各国通貨に対して着実にドル相場が水準を上げてきている。ドル円は149円台に乗せる動き。ユーロドルは1.05台に軟化、ポンドドルは1.21台に突入するなど。
先週までの一連の米日英欧の金融当局の政策発表を経て、米国では追加利上げ観測が残るなかで、英中銀やECBでは利上げ打ち止めとともに長期的に高金利を維持する機運が広がっている。そして、日銀はマイナス金利やYCCからの脱却を匂わせながらも当面は緩和維持を堅持する姿勢となっている。
日本政府などはファンダメンタルズに基づいた安定した為替相場を標榜しているが、目先の短期ボラティリティーの低さは、まさしくそのような状況を示しているといえよう。ただ、市場ではどうしても昨年の為替介入ポイント上回る円安水準とあって、介入による相場急変動への警戒感は拭えないようだ。
今週は月末週でもあり、東京仲値やロンドンフィキシング、ファンドのリパトリなどの観測も広がっている。比較的マイナーとみられている経済指標にも、相場変動の理由付けとして敏感に反応する可能性があり、注意しておきたい。
この後の海外市場で発表される経済指標は、香港貿易収支(8月)、ハンガリー中銀政策金利(9月)、ブラジル拡大消費者物価指数(IPCA)(9月)、米住宅価格指数(7月)、米S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(7月)、米新築住宅販売件数(8月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(9月)、米リッチモンド連銀製造業指数(9月)など。
発言イベント関連では、レーンECBチーフエコノミスト、シムカス・リトアニア中銀総裁、ミュラー・エストニア中銀総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、ボウマンFRB理事などの講演や会見が予定されている。また、米2年債入札(480億ドル)も実施される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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