FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年4月13日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年4月13日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼10日(金)の為替相場
(1):中国PPI約3年半ぶりに上昇
(2):米CPI 大幅に伸びが加速
(3):ミシガン大消費者態度指数 統計開始以来最低を記録
(4):米大統領 イランへの圧力強める
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:160.47円前後を試しに行く動きとなりそう/ ▼注目の経済指標・イベント
10日(金)の為替相場

期間:10日(金)午前6時10分~11日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国PPI約3年半ぶりに上昇
中国3月消費者物価指数(CPI)は前年比+1.0%と市場予想(+1.1%)を下回り、前月(+1.3%)から伸びが鈍化。一方、同生産者物価指数(PPI)は前年比+0.5%と市場予想(+0.4%)を上回り、2022年9月以来の上昇となった。中東紛争によるエネルギー価格の上昇が工場出荷価格を押し上げた。
(2):米CPI 大幅に伸びが加速
米3月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.3%と市場予想(+3.4%)を下回ったものの、前月(+2.4%)から大幅に伸びが加速。前月比では+0.9%と2022年6月以来の高い伸びとなった。イラン戦争を受けてガソリンやディーゼルなど自動車燃料の価格が大幅に上昇した。食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年比+2.6%と予想(+2.7%)には届かなかったが、伸び率は前月(+2.5%)を上回った。
(3):ミシガン大消費者態度指数 統計開始以来最低を記録
米4月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は47.6となり、統計開始以来最低を記録。一方で1年先インフレ期待は4.8%に急上昇した(予想4.2%、前月3.8%)。イラン戦争を背景に米消費者が、景気の落ち込みと物価の高騰を懸念していることが示唆された。
(4):米大統領 イランへの圧力強める
トランプ米大統領は、11日から始まる予定のイランとの直接協議を前に同国への圧力を強めた。自身のSNSに「イランは国際水路を利用した短期的な恐喝以外に交渉のカードを持っていないことを理解していないようだ」などと投稿。これより前には、NYポスト紙のインタビューで、協議が決裂した場合に新たな攻撃を仕掛けるため、米国の戦艦に「最高の弾薬」を補充していると発言したことも伝わった。
10日(金)の株・債券・商品市場
日経平均: 56924.11 △1,028.79
豪ASX: 8960.611 ▼12.594
上海総合: 3986.225 △20.054
英FT: 10600.53 ▼2.95
独DAX: 23803.95 ▼3.04
NYダウ: 47916.57 ▼269.23
日10年債: 2.438 0.0145
豪10年債: 4.9671 △0.0563
英10年債: 4.835 △0.086
独10年債: 3.058 △0.070
米2年債: 3.7952 △0.0285
米10年債: 4.3170 △0.0416
NY原油: 96.57 ▼1.30
NY金: 4787.40 ▼30.60
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 159.000 ~ 160.800
ユーロ/円: 185.700 ~ 187.300
ポンド/円: 213.100 ~ 214.900
豪ドル/円: 111.700 ~ 112.700
ドル/円の見通し:160.47円前後を試しに行く動きとなりそう
10日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。米3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで158.88円前後まで急落する場面も見られたが、クロス円の上昇につれてすぐに159円台を回復した。その後は、「トランプ米大統領はイランとの交渉が決裂した場合に備えて軍艦を再装備している」との一部報道などでドルが下げ幅を縮小する中、159円台前半で底堅く推移した。 週末に行われた米・イランの和平交渉は合意に至らず、トランプ大統領は米国がホルムズ海峡を封鎖すると表明。週明けの本日は159円台後半へ上昇して取引が開始されている。原油価格もNY原油先物(WTI)価格が前週末から9%前後上昇して取引されているため、原油の純輸入国である日本の貿易赤字拡大への懸念から円が売られやすい地合いが続くだろう。ドル/円は心理的節目となる160.00円を上抜ければ、3月30日高値の160.47円前後を試しに行く動きとなりそうだ。もっとも、「米国とイランの会談が数日以内に開催される可能性がある」とも伝わっている。引き続き中東情勢に関するヘッドラインに注意が必要となりそうだ。
注目の経済指標・イベント:
04/13 (月)
15:15 ◎ (日) 植田日銀総裁講演
21:15 (ユーロ圏) デギンドスECB副総裁講演
22:00 (英) テイラーMPC委員講演
23:00 (米) 3月中古住宅販売件数
- IMF・世界銀行春季会合(~18日)
- OPEC月報
- (米) ゴールドマンサックス1-3月期決算
04/14 (火)
07:15 (豪) ハウザーRBA副総裁講演
07:20 (米) ミランFRB理事講演
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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